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2015年11月 5日 (木)

ロッシ問題

2015年motoGPマレーシアGPは後味の悪い感じで終わりました。
2chでの論議を見ていても、ものすごくたくさんの見方があってこれから書く僕の意見も賛同できる人できない人いろいろでしょう。
しょせん外野のファンの個人的意見なので勝手に書きます。

今回のレースがこのレース含めて残り2戦で、チャンピオンシップの行方に重大な結果を残すのは明らかなので、ロレンゾファンとしてはビデオ見るまでGPのネットもあまり見ずに情報を入れずに楽しみにしていました。

解説では予選前のマレーシア入りしてからのプレス向け会見で、ロッシが前戦オーストラリアでマルケスが自分の邪魔をしてロレンゾの味方をしたと口撃に出たとか、しかもけっこう激しくやったみたいですね。

この予選でも面白い動きがありましたね。
マルケスがロレンゾの前で引っ張るように走行、ロッシはイアンノーネのてスリップを使ってタイム出しをしてるように見えた。
まさにスペイン対イタリアの構図になりました。

そして絶対に前からスタートを決めたいロレンゾは会心のアタックで予選3位を確信して帰ってきてまさかのパルクフェルメ入り口で3位を逃したことを知る。そのロレンゾの予選3位を阻止したのがライバルのロッシ!

この予選終了時で思ったことは「決勝でロッシは絶対ぶつけてくる!」というものでした。
このときに想定した決勝での激突は、ロッシがロレンゾにぶつけてでも前に出ようとするだろう
なということでした。

そんな激しい戦いが予想される決勝はどうなるのか、久しぶりにどきどきしながらスタートをから見ました。

ドライでの早さには自信のあるロレンゾはとにかくロッシの前に行かないと話にならないので、無理やりにでも前に出るだろうなと思ってましたが、そこは予想どおり無理やり1周目終了後の1コーナーでロッシのインに飛び込んで前に。マルケスも抜いてペドロサに続いて2位の場所につく。

問題はここからのマルケスとロッシの3位争いです。

ロッシはとにかくマルケスの前に出ようとするし、マルケスもその負けん気の強さで意地でもロッシの前に出ようとする。
このロッシ対マルケスのバトルは、はじめはレースの激しいもののひとつという感じでしたが、明らかにロッシの方がいらいらしてましたね。
それはレース前からマルケスをロレンゾに有利に動いてると非難してたところからもそうでしょう。
そのロッシ対マルケスのバトルというか意地の張り合いは、見ていて危険なものを感じるくらいきわどい抜き方が何度もありました。
そして痺れを切らしたロッシがあからさまにマルケスをにらんだり、後ろを振り返りマルケスに手を上げて抗議の態度をとるまでになる。
そしてついに運命の14コーナーへ。

その手前の12コーナーでもマルケスの危険な抜き方がありましたが、13コーナーを立ちあがってマルケスのインにマシンを持っていったロッシは続く右コーナーの14コーナーに向けてのアプローチで完全にラインをはずしてまっすぐコーナーのアウト側へマルケスを押しだすようにスロー走行!
その直後、マルケスは右に曲がろうとしたところにロッシの左足のひざが開いてマルケスのマシンに接触!!!!
マルケスは転倒、ロッシはそのまま走行するが後ろを振り返りマルケスの転倒を確認したように見えた。

僕には以上のように見えたわけです

そして「終わったな」と思いました。もちろんロッシがです。
辻本さんも言ってましたが、コースを曲がろうとせず、故意に相手を押しだし、さらに足までだして、結果相手が転んでリタイアになったのだから、レースディレクションはすぐにロッシにブラックフラッグで失格にするべきだと思いましたが、レース中は審議だけで表彰式もロッシ3位のまま。
これはほんとにレースをつまらなくしたと思いますね。
いくらなんでも故意に相手を押しだすような行為がレースの中で許されるはずない。これではスポーツじゃなくなる。

ほんとにレースファン、ロレンゾファンとしてはロッシはとんでもないことしてくれたなと思ったわけですが、他のレースファンの意見はどうなのかと、2chネルを覗いてみました。
やっぱり盛り上がってましたね。
しかしモノの見方は人の数だけあるようで、皆さんいろんな意見を出してます。
それについてもちょっと見ていこうと思います。
まず大きく別けて、今回の事件に対する見方として、
ロッシファン、マルケスファン、GPファン、ロレンゾファン、ペドロサファン、ホンダファン、ヤマハファンで当然変わってきますね。
それに見てるとアンチの人はそれはそれで激しい意見を書いてます。

ロッシファンの人と、アンチマルケスな人の意見で多いのは、
「そもそもチャンピオンシップに関係無いマルケスが執拗にロッシに絡むのが悪い」
「マルケスは回りのこと見ずに危険なライディングをしてる」
「マルケスもその前にロッシにぶつけてるしちょっとひざがあたったくらいでこけるのはへたくそ」
とか書いてますね。
マルケスファンや今回ロッシが悪いと思う人達は、マルケスの走りを、

「マルケスはレースをしてるんだからロッシの前に出ようとするのはあたりまえ」
ハンドルに外部から入力(ひざがあたれば)があれば誰でもこける」
「ロッシはレース前にマルケスを悪者にするようなことを言うべきでなかった」
「ロッシの口撃でマルケスも気が変わった」
「マルケスはロレンゾのために走ってない」
ロレンゾファンは
「ロッシが悪い」
「マレーシアのファンのブーイングがひどかった」
ダニファンは、
「ダニだけが正々堂々と戦ってるのが際立った」
等々ほんとにこれらの書き込みに対して、それぞれが好き勝手な書き込みしてるので収拾はつかないですね。
けどいろいろな見方があるなと思いました。

これらの書きこみを見て感じたことをまた勝手に書いてみましょう。
僕は予選後に「ロッシがぶつけてでも前に行こうとする」と予想したのにはわけがある。
それは、ロッシには前科があるからです。
ぼくはもともとヤマハファンでロッシも当然好きでした、けど過去形です。
なぜかというと、2010年モテギを現地で見たんですね。
そのとき、チャンピオンに大手だったロレンゾに対して、何度もヘアピンでぶつけて勝ったのがロッシだったわけです。あれはスピードでは勝てないロレンゾに無理やりぶつけて危険な走行で意地だけで抜いていったのでとても残念でした。
この年でロッシのドゥカティ移籍は決まってたし。
これでヤマハファンとしてはその後のヤマハのエースはロレンゾにがんばってもらおうと思ったわけです。
ロッシが帰ってきてからもやはりさすがロッシは速いなとは思うものの、チャンピオンはエースのロレンゾにとって欲しいとずっと思ってました。

ロッシに他にもあります。2chでも指摘が当然ありましたが、2005年の対セテ・ジベルノー、2008年の対ケーシー・ストーナーが有名ですね。
ロッシはここ一番のレースでは昔から危ない抜き方というか、相手にぶつけてきたのはmotoGPファンには常識でしょ。
これを知っていれば、マルケス対ロッシの戦いで、マルケスの抜き方が危ないというのはちょっとロッシに対しては当てはまらない。まさにおまえが言うな、ということになる。

問題の瞬間、「マルケスがロッシに向かってリーンインしてぶつけてきたからロッシの足が出て接触してしまった」
というような書き方でマルケスを批判してる人が居たけどそれについては、
相手のインに無理やり入って一瞬リーンインのタイミングをずらしてラインをふさぐ、というレースでの駆け引きは当然にある。
しかしロッシのあれは完全に走行ラインから外れて、埃だらけのすごい外まで行ってる。
マルケスとしたら、いくらなんでもそのままコースアウトするはずは無くてラインに戻ると思うから、インにマシンを振りますね。
ぼくでもそうすると思う。だってラインを完全にふさいで走行妨害してるのは明らかにロッシですからね。そりゃコースに戻ってレースをしようとする。
レース中のマルケスの行動は当然のアクションだと思います。

その次、ロッシのひざの動きですが、リプレイを何度見てもあからさまにロッシが左ひざを出してマルケスのマシンに当てにいってる。
この行動をマルケスが寄せてきたからひざを出したとか、マルケスを押すためにひざを出したようには見えないとロッシ擁護の意見もあるようですが、あれはどう見てもロッシがマルケスにひざでけりにいってる。
自分もミニバイクレースやってましたが、素人の草レースでは足やら手やら使って相手を退かすことはあるんですよ、しかしそれは素人の草レースレベルですよ、遊びです。それでももうちょっとうまくやるよ、あんなにあからさまなひざのだしかたしない。
その前にロッシはマルケスに手を上げて「いいかげんにしろ」とジェスチャー送ってるから故意に押しだしたのは疑いようが無い。

そのつぎ、ちょっとひざがあたったぐらいで重いバイクはこけない、という意見もありますね。
これはロッシ自身が会見で言い訳してる。
そんなはずない。
上でも書いてるように、そろそろ曲がらないとコースアウトしてしまうと思ってマルケスはインにリーン始めてる。
バンクしてる不安定な状態のバイクのハンドルにはちょっと触れただけで簡単にこけますよ。ましてやマルケスからすれば、ロッシが自分をあんなにあからさまに外に押しだすところまで持っていくなんて想像もできない。
これはマルケス自身が会見でいってますね。あそこでひざが出るなんて自分には想像もできないと。そりゃロッシ以外誰も想像できませんわ。
マルケスは右のステップホルダーごと欠損したからリタイアしたけど、走れる状態だったらそのまま走ってロッシまで追いついたかもしれないですね。

ロッシが言うマルケスはロレンゾの為に自分を妨害してるという件については、
「今回のレースで、マルケスはロレンゾはすんなり行かせたのに、ロッシには執拗にからんだ」
「しかもロッシを前に行かせてはすぐに抜き返し、そしてちょっと遅めに走った」、という意見がありました。
あの数週に渡るバトルをどう評価するかということになりますが、ラップタイムで見て、マルケスは速く走れるはずなのにロッシの前に出てペースを抑えて走ったというのは、僕の考えではこれは検証不可能じゃないかと思いますがどうでしょう。
というのは、マルケスもロッシもともに無理にラインを変えてベストラインを外して、お互いに抜きつ抜かれつをやっていたわけで、マルケスのタイムが落ちるのは必然ですからね。当然ロッシもラインを変えて走ってるのでラップタイムは上がらない。
それに抜きつ抜かれつをやってた場所がコースのどこでも関係無しだったし、お互いブロックラインを通った上にさらに無理な走りだったからね。ラップタイムが遅くなるのはマルケスの意図的なものではないと思いますね。

ドルナの裁定も歯切れ悪いですよね。
2008年ストーナー事件のときも全体がロッシ贔屓なことをケーシー自身が激しく非難してました。
スーパースターのロッシは影響力がとんでもなくて、主催者側が腫れ物に触るかのごとく扱ってるのは見てて判りますよね。
そりゃ36歳でチャンピオンになってあらゆる伝説的な記録を塗り替えて打ちたてると、それは興行的にはそのほうが盛り上がるというのは判らないでもない。
しかしそんな政治的な駆け引きはスポーツには必要無いことはみんな知ってるはず。しかしそれでもロッシに有利にはたらくというのは、それだけロッシ関連で動くお金の額が半端じゃないんでしょうね。
しかし長期的視点で見れば、そういう政治的なモノを排除してスポーツとして公平にジャッジするほうがファンは増える、これはアメリカのNFL見てれば判る。

FIMの下したジャッジは、ペナルティーポイント3点、それに伴い累積4点で次戦、最終戦はロッシは最後尾スタート。
ということはこのマレーシアのチャンピオンシップポイントはそのまま。これをどう見るかはそれこそいろいろですが、僕はやっぱり今回のレースのポイントは無効にすべきだったんじゃないかと思ってます。

最終戦はどうなるでしょう。最後尾スタートのロッシはかなり不利なことは間違い無いけど、数周で5~6番手ぐらいまで上がってきても不思議じゃないからロッシのチャンピオンもあるのかな。
けどロッシが追い詰められたのは間違い無い。
ロレンゾが言ってるのは、これでロッシがチャンピオンになってもふさわしくないというようなことですね、僕もそう思います。
晩節を汚す、という言葉がありますが、まさにロッシはやっちゃった気がしますね。
ほんと見苦しい。
ロッシがすばらしいライダーで偉大なチャンピオンだということは誰もが認めてることです。
今年チャンピオンを獲っていろいろな記録を塗り替えるというのも魅力的ですが、ロッシが今年チャンピオンになれなくてもロッシが偉大なライダーだというのは変わらない。だからこんなことがなくてもロッシは偉大なんだから今回の件はほんとに残念ですね。

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