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2015年1月10日 (土)

出雲と大和

出雲と大和   村井 康彦

-----古代国家の原像をたずねて

この本では、主に神社に祭られてる神様を追いかけることで、出雲と大和の関係を見ていこうとしています。読んでいて、前にも読んだかも?と思いましたが、なぜか出雲のことは気になります。

出雲の神様の代表格はやはり大国主神ですね。出雲神話の中で活躍しますが、名前がいくつもある。名前は変わっても、大国主神にすべてをつなげていくのはだいたいどの研究者の方もそうですね。ぼくもとりあえずそれで進めてもいいのではないかと思う。神話の中の出来事ですしね。

神社には祭神が祀ってあるわけですが、古い形態として、山や岩を祭神としてまつることがありますね。大和の大神神社が三輪山を祭神としてるのが有名です。
この本でもまず大神神社の三輪山と大国主、出雲の関係から入り、岩を祭神とする古い神社を訪ねます。

そのなかで、出雲と大和の間になる、丹波の国亀岡にある出雲大神宮が紹介されてる。ここはまだ行ったことがないし、わりと近いところなのでいつか行ってみようと思いますね。
そして出雲周辺と日本海側の出雲神をまつる神社を紹介し、出雲との関係を探る。

出雲の日本海側への影響を見るのに、四隅突出型墳丘墓も紹介されます。
これも古墳といえば前方後円墳が代表ですが、それとは明らかに違う形の墳丘墓が出雲から日本海側の富山県あたりまで存在するようなので、その特異な形から出雲と日本海側のクニグニには何らかの連携関係があったものとみる方がいいように思いますね。

賀茂、鴨神神社の系統も出てきます。
鴨神社といえば京都が有名ですが、大和の葛城地方にも鴨系の神社があるんですね。この本では、出雲系の鴨神社が古代から大和に影響力を持っていたが、長岡、平安と京都側に遷都してからは、京都の賀茂神社が強くなり、奈良の影響力は小さくなったということのようです。

この手の推論を基にしていく話は、神社、祭神、地名等の名前の共通点を比べたり、近い発音のものを強引に結びつけたりということの連続で、話を進めていくので、読みにくいのと、なかなか頭に入っていかないです。

しかし、こういう地道な検証作業をすることで見えてくることもあるだろうし、意外な発見もあるので面白い面もありますね。

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