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2014年8月16日 (土)

よみがえる縄文の女神

よみがえる縄文の女神:渡辺誠

考古学専門の先生が縄文時代の世界を精神面も考えながら紹介してくれます。

素人向けに優しい言葉で書かれていて読みやすくなってます。けど逆にいろいろな説明が具体的でないと感じるところがあって解りにくい気がした。

古代史でもとくに縄文時代という16000年前から3000年くらい前とかなり古い時代のことなので、当然文献も無いので発掘された遺物の使い道も想像で行うしかない。
ましてや縄文人の生活や精神世界のことなどまったくの想像で描くしかないですね。
そうすると断定的に書かれてるとなんか違和感を感じるし、あんまりぼかして書いてあると解りにくいしと、難しいですね。

縄文時代の遺跡は東日本に比較的多いですが、日本列島全体にあるし、時代の幅が13000年とものすごく広いので、縄文時代の土器や土偶、貝塚等の遺物から似たような物をひとくくりに同じような解釈を取るのはちょっと無理があるのではないかなと思ったりすることがありますね。

土器やら貝殻の装飾品、翡翠製品等の移動から、広い範囲での交流が考えられるけど、当時の人口分布とか地域差とか交流頻度などがどうなのかすごく気になる。
そして交流は結構あったとはいえ、それぞれの地域で個性的な独自な文化があったのではないかと思うのですがどでしょうか。
そういう意味で、土偶などの使い方等で縄文時代のひとくくりにするよりも地域差があったかもしれないと思いたい。

この本で渡辺先生も言っておられますが、現在の日本人の文化の中に、縄文時代から続いてると思われる物がたくさんありそうです。
そしてそういうことから、日本人のルーツを古事記、日本書紀に求めるより、それ以前の縄文から考えなければいけないというのは、まったくその通りだと思います。

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