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2014年5月 6日 (火)

【映画】シルミド

韓国映画の「シルミド」を観ました。

戦争映画と思っていたんですが、戦争ものではなくて、実際に起こった武装脱走事件をもとにした映画なんですね。

発端は朴大統領の軍政時代に、まずは北朝鮮から朴大統領暗殺部隊が韓国に送り込まれる。
この事件が1968年1月。この事件では一人だけ生け捕りにされて失敗に終わります。

そしてこの生き残りの証言から朴大統領の暗殺を狙ったものだと判り、そのことに激怒した朴大統領が、逆に金日成暗殺のための特殊部隊を作る。

3年ほどの特殊部隊の訓練を終えて、隊員は北に行く気満々のところ、計画中止が伝えられる。

その後、目的を失った部隊は処遇に不満を持ち訓練地を脱走、大統領に直訴に行こうとするが、途中で銃撃戦もあり、4人を残し死亡。とらえられた4人も死刑。

これが実際に有った事件の概要のようです。

自分が生まれる前のことだし、この事件のことは今まで知らなかったですね。

シルミドというのは”実尾島”という今もある小さな島の名前ですね。仁川国際空港のすぐ南西です。
この特殊部隊がの訓練基地となった場所です。
部隊の設立が1968年4月ということで、通称684部隊と呼ばれる。

映画では、死刑囚や犯罪者などの受刑者を684部隊に仕立て上げるが、実際には高額の報酬で募集された人がほとんどだったようです。人数は北の工作員と同じ31人。

きつい訓練で鍛えられたにもかかわらず、目的を失った部隊は、その出自から社会に公表することもできず、やることがなくなる。
そうなれば、ただの暴力装置ですね。いつ爆発するか分らない。

映画ではこの解決のために、この684部隊員を抹殺してなかったことにしようとする政治家、そのことを知ってしまった部隊員が抹殺計画の前に訓練員を襲撃、殲滅。

そりゃ特殊訓練をやり遂げた部隊だから訓練員との戦闘で先制攻撃すれば勝てるでしょうね。その後島を出て、バスを奪いソウルに向かう。

ソウルに向かう途中で生き残り部隊は自決するわけですね。

映画として観てみても、これが実際に起こった事件だというのが驚きですね。
実際の事件でもバスを奪ってソウルに向かってるし。
しかし当時は朴政権の軍政下で、情報統制が厳しく行われて、真相は闇の中という部分が多いようです。

部隊の処遇にこまった政治家が責任逃れで、現場司令官に押し付けるあたりは、今起こってる韓国の問題を見ると、あまり変わってないような気がしますね。

映画なので、死刑囚を部隊員に仕立てる設定などはフィクションだし、バスでの銃撃戦の様子は映画っぽく演出されてるので、その辺はしょうがないと思いますが、ストーリーも銃撃戦シーンなんかもかなり良くできてるなという風に思いました。

日本人ジャーナリストがこのシルミド事件を追いかけた本があるようなので読んでみようと思いますね。

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