【火車】宮部みゆき
【火車】宮部みゆき
宮部みゆきさんの作品は初めて読みました。
人気作家さんの作品なのでやはり読みやすいですね。
この作品は現代推理小説になりますか。時代的には平成2年頃の設定ですが、たった20年ほどですが、すでに今とは時代が違うなと思ってしまうこともありますね。携帯電話がまだ一般的には普及してなかったりですね。
話は親戚の青年の婚約者が突然いなくなり、休職中の刑事が探していく、という話です。
すぐに見つかるかなと思いきや、どうも名前と顔が一致しない。
名前はあってるけど人が入れ替わってる。それも戸籍ごと。
失踪した婚約者は戸籍を乗っ取った女で、乗っ取られた女性は突然いなくなってる。
最近は整形が流行ってるし、技術が上がってるのか、原形をとどめてないくらい整形で顔を変えてる人もいるので、はじめは女が整形したんだろうと思ってしまった。
ここから、乗っ取られた女は誰なのか、戸籍を乗っ取った女が誰なのか、そして乗っ取りの方法をつきつめていく、というお話でした。
休職中とはいえ、同僚を使って公権力で、住所等をあたっていくので、話はわりととんとん拍子で進んでいきますね。
テンポもいいけど、心理描写が細かかったり、次どうなるのか?と思わせて、読者をどんどん引っ張っていってくれますね。
推理小説なのに、作者が文字の横に点点をつけて”ここ注意ですよ”みたいな感じでお知らせしてるのはどうなのかな、親切すぎるな、と思いました。
宮部みゆきさんは時代小説なんかも書いておられるので、また読んでみようと思います。
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