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2013年2月 3日 (日)

【近つ飛鳥博物館】歴史発掘おおさか2012

近つ飛鳥博物館で行われている特別展、発掘されたおおさか2012に行ってきました。

大阪府内で近年発掘調査が行われた33か所ほどの調査地における発掘成果の速報的な展示です。
最新の発掘遺物の現物を展示してあるので良い企画展だと思います。
33か所が多いと思うか少ないと思うかはどちらともぼくには分らないですが、開発に伴い発掘調査できたところは運がいいのであって、何も調査せずに堅牢な建築物が開発によって出来てしまってるようなところはもう発掘調査もできないでしょうから、そういう場所があると思うとちょっと残念に思いますね。

さて今回の大阪府内の発掘成果は、縄文時代から昭和に至るまで幅広いです。
気になったのをいくつか書いてみます。

まずは東大阪の鬼虎川遺跡の多孔土器です。高さ約6センチのタコつぼのような、または製塩土器のような形をしてるのですが、下半分に小さな穴が51コもあけられています。解説を見てもどういう用途の土器であるか書いてませんし、ぼくも何に使われていたのか想像できません。

和泉市の府中遺跡では弥生時代から古墳時代にかけての土器が固まって発見されてます。
それらの土器の中には淡路島から来た器台型の土器があります。この器台型どきも変わった形をしてますね。何かを載せるように作ってあるのでしょうが、ぼくが面白いなと思ったのは末広がりになってる台部分に三角形の穴が開けられてるところですね。円筒埴輪なんかでも三角の穴が開けられたりしてますが、どういう意味があるのか知りたいです。淡路との交流ということでは大阪湾を直線的に船で行き来していたのでしょうか。
この遺跡のすぐ西側は池上曽根遺跡がありますね。

百舌鳥・古市古墳群では、陵墓指定されている古墳のすぐ横にある陪冢がいくつか発掘調査されています。もちろん陵墓は立ち入ることすらできないわけですから、すぐ横の陵墓と関係が深いと思われる古墳を発掘することで陵墓の時代等もちょっとは具体的に考えることができるようになるのかなと思いますね。何より発掘した陪冢自体の調査でその古墳のことが詳しく解るというのがいいですね。

それと今回は両古墳群のレーザー調査における成果の発表が行われてました。
これは百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議で、正確な古墳測量図を世界遺産一覧表登録推薦書に掲載する為に航空レーザー測量を行った、ということだそうです。新聞でもこのニュースは見ていたので興味がありました。
現在の古墳の状態は原生林のように古墳全体を木が覆っていて輪郭では前方後円墳だと分りますが、何段築成であるかや、詳しい形はまったく見えない状態ですね。
何百年も、いや千数百年も人がほとんど立ち入ってないのでほんとに原生林のような状態です、ぼくは以前、仁徳天皇陵の周壕でカワセミを見ましたよ!

レーザー測量では葉っぱを通り越して古墳の地形が10cmほどの間隔で測量ができるそうです。これがかなり精度がいいのでしょうね、古墳の現在の形がくっきりと見えます。
現在もものすごく形がいいまま残ってるのは、履中天皇陵とニサンザイ古墳ですね、ほんとにきれいな形を今に残しています。
仁徳天皇陵は上の方がぐちゃぐちゃに荒らされてる感じですね、明治時代にほっちゃってますからね~、応神天皇陵もほとんどがきれいに残ってますが、前方部の半分が崩れてしまってる様子がはっきり映ってます。
立ち入り調査ができない現状ではこれが精一杯なんでしょうが、本格的に調査する方向に早くなってほしいです。

この調査は世界文化遺産に登録申請する為に行ってるようですが、ぼくは世界遺産登録反対です。
あまり詳しくはないので間違ってるかもしれませんが、世界遺産に登録すると、”現状を後世にそのまま残す”ということを強いられると思うのですよ。そうすると古墳を覆っている木を切ることができなくなる!これでは調査すらできなくなるので宮内庁書陵部の思うつぼですよ。
もうひとつ、ぼくは現在の古墳の姿は、”古墳本来の姿ではないので今の状態での世界遺産申請には反対です。古墳ができた時の姿は石葺きで、木に覆われているわけではないのですよ。だからせめて古墳の中の発掘調査はしないまでも、古墳を覆っている木を取り払い、元のきれいな石葺きのきれいな姿にしてから世界遺産登録をしてほしい。

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コメント

今晩は、tujimachiです 宮内庁が奈良県桜井市の橋墓古墳の調査を許可したそうです、私的には卑弥呼の墓であって欲しいのですが、調査結果が楽しみですね(^^)

tujimachiさま
箸墓と西殿塚ですか、報道されてましたね。最近ちょっとずつですが調査の許可がされてますね、もっと進んでほしいです。
箸墓=卑弥呼は慎重に行ってほしいですが、土器編年である程度の年代が出ると思うので楽しみですね。

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