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2013年2月26日 (火)

【泉優二】さよならと言ってくれ

さよならと言ってくれ:泉優二

書き下ろし サスペンスロマン!となってますよ。これはバイク小説とはまったく違いました。

泉優二氏はマルチなタレントを発揮していろんな方面で活躍されてたんですね、略歴として挙げられてるだけでも、レーサー、映画監督、D・J、放送作家などと書いてあります。

バイク小説は氏がレースをやっていたこともあってすごく臨場感あふれる小説に仕上がってますが、さぁこの「さよならと言ってくれ」はサスペンスロマン、どうでしょうか。

やはり専門の小説家さんが書かれる物語と比べると、ちょっと話のディテールや、使われてる言葉、文書での表現や、物語の構成で物足りなさを感じてしまいました。
しかし、レースや映画監督などをやりながらこれを書きあげるんですから、泉優二氏がものすごく才能ある人だということは疑いないと思います。

物語は主人公のかつての妻がコートダジュールで誘拐され、それを助けてほしいとの依頼を受けて現地に赴くところから始まります。
主人公は一般人なのか、日本で探偵業でもしてたのかその辺は不明ですか?
しかし現地で依頼主からもう一人雇われてるドイツ系のプロの殺し屋とタッグを組んで事件に当たります。
とにかくどんどん事件に巻き込まれていくそのスピード感は面白いです。カーチェイスのシーンではレース小説のように、シフトチェンジからアクセル、ブレーキハンドル操作の細かい描写があって、泉優二小説だな~と思わされます。

物語はどんどん展開していき、ややこしい問題が出てきてもだんだん解決の方向へ進んでいきます。
しかし、一般人の日本人がモナコやフランスやスイスで銃撃戦に巻き込まれて、プロのマフィアと渡り合っていけるかちょっと疑問ですが、そこは小説として読みましょう。

それに、いろいろ仕掛けを盛り込みすぎな感じはしますね。
物語には”裏切り”というのがずーと寄り添ってるんですが、最後のジャンが裏切り者だった、というお話は、とってつけたような印象でした。
ストーリーの中でジャンが裏切り者であるようなことをにおわすシーンは思い当たらないし、裏切り者でなければ説明がつかないシーンもないように感じた。
事件が終わった後のジャンの裏切り者の部分はなくてもいいかな?ページが増えただけのようです。

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