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2012年12月31日 (月)

古寺巡礼西国 四天王寺

古寺巡礼西国 四天王寺

宮本輝 出口常順

この本も宮本輝氏の作品を全部読もうと思って手に取りました。
まず四天王寺の建物や仏像等のきれいな写真集があり、次に宮本輝氏のエッセイ、そのあと出口常順四天王寺館長による四天王寺のお話、という構成になっています。

宮本輝氏のエッセイの部分は、氏のエッセイ集の中にも収録されてある物と同じです。さきにこちらで発表したものをエッセイに収録したという流れでしょうが。
そこでは、氏が子供の時、富山に引っ越す直前にお母さんに連れられて行った時の思い出と、この本のために数十年ぶりに訪れた四天王寺の思い出が書かれてあります。

そして出口館長の四天王寺の歴史です。
ぼくは仏教のことはあまり詳しくないので理解が間違ってるかもしれないですが、四天王寺は仏教ではあるが、宗派としては”和宗”というのを名乗ってるんですね。これには宮本輝氏もこの中でよく解らないとおっしゃってます。
しかし聖徳太子の教えをまもり、広めていく。
その聖徳太子の教えは十七条憲法では”和をもって貴しとなす”とまずいってるのであるから、四天王寺が”和宗”を名乗るのは自然なことなのではとぼくには思えた。

四天王寺は今も五重塔があります。数年前に初めて行った時にその五重塔に登ったんですが、鉄筋コンクリート造りだったのでびっくりしました。
けど鉄筋コンクリート造は当然といえば当然ですね、現在の四天王寺は先の大戦の空襲で全焼して再建された物なんですね。
それまでに四天王寺は何度も罹災してるがそのたびに再建を果たしています。
昭和になってからの五重塔の姿だけでも享和の塔、昭和九年の塔、昭和三十八年の現在の塔と三回も姿がある。

この本を読んで去年のここでのぼくの記事「四天王寺西門」が無知から来る恥ずかしい内容だということがわかってしまいました。
簡単に説明すると”当時の日に夕日が四天王寺の西門の方角に落ちる”ということを書いていました。

いや~恥ずかしい。夕日が真西に落ちるのは春分秋分の日なんですね。
だから以前に人から聞いた”秋分の日に四天王寺の西門に夕日が沈む“は合っていた。天文学とかじゃなくて理科の知識でわかるレベルのことを知らなかった。
四天王寺は春秋の彼岸にお祭りがある、まさにこれ一つ聞いても春分と秋分に意味があることが分かる。

出口館長のお話では、四天王寺西門は浄土信仰の霊場だということです。
”四天王寺の西門が極楽浄土の東門に当たる、という説から西門信仰が起こったのだと”

仏教はまったく解らないし四天王寺についても初めて詳しく読んだのですが、四天王寺は西門が意味のある場所だということは間違ってなかったようです。

今度は春分の日に四天王寺に行ってみようと思います。

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