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2012年12月17日 (月)

三十光年の星たち

三十光年の星たち:宮本輝

簡単に言えば、借金が返せなくなった青年が貸主に見込まれ生活が一気に逆転していくというお話です。
しかしまぐれで偶然に状況がよくなるのではなくて、やはりそこは主人公の青年の心根の正直なところが必然的に状況をよくする要因を呼び込んでくるということが書いてあります。

この話も始まりは何か得体の知れない怖そうな借金取りが出てきたような感じで始まるんですが、実はその人によって見出され、どんどん話が進んでいく。

しんどくても我慢してとにかく一生懸命仕事をし続ける、30年後の自分を信じて。そうすれば必ず結果も出る。
宮本輝氏の小説を読むと、これからもがんばっていこうという気持ちになれますね。

最近読んだ「三千枚の金貨」「にぎやかな天地」「骸骨ビルの庭」は氏の作品でも新しいほうになると思いますが、なんとなくパターンというか、雰囲気というかそういうものに共通するものがあるように感じる。
はじめに事件か何か問題が起こるんだけど、正直に生きてる人はちゃんといいほうに状況が進んで、最後は前向きに生きていけるように、明るい雰囲気で終わる。
読んだ人が元気になれるような小説です。

それと氏の小説では、”日本旅館に対する不満”と”親鸞などの仏教説話”が多く出てきます。特に旅館はほとんどの小説に出てくるような気がする、よほど日本旅館でいやな思いをされたのだなと思いますね。

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