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2012年10月 1日 (月)

にぎやかな天地

にぎやかな天地:宮本輝

あと数作品で宮本輝氏の作品をすべて読んでしまうぐらいほとんどの作品を読んできましたが、氏の作品には”死”というか”いろんな形の死別”が題材になってますね。いまさら気付きました。
物語には”人の死”というのが必ずいると思わせるぐらい”死”がでてくると思う。
錦繍では確か子供をちょっとしたはずみで死なせてしまって、それによって離婚した夫婦が偶然再会してからの手紙のやり取りだけで進む話だったような。
流転の海もいろんな形で人の死が出てきますね、幼い伸仁少年には強烈な経験だと思われる出来事が結構あったり、熊吾氏とのかかわりでも何度も出てくる。

このにぎやかな天地では自分が生まれる直前に偶然の事故でお父さんを亡くす家族を中心に、お父さんが愛人と自殺した人の話も絡まってきます。

宮本輝氏は仏教にすごく詳しいというか、仏教の教えを深く考えておられるのではないかと思いますね。いろんな作品に仏教のお話も出てきます。

作品の中のいろんな死別の形を通して、氏の仏教観というか、人の生き方を示してるんでしょうね。うまく説明できませんが。

それと今回は、豪華装丁本を作る本職人と、発酵食品を題材に取り上げられてますね。
図書館で借りてばっかりであまり本は買わないので、非売品の豪華装丁本なんてものがあるのをはじめて知りました。
発酵食品は、菌が食品に対して知らないうちに時間をかけて作用していくわけですが、その自分の知らないうちに何かが作用するということと、人の運命の偶然、見たいな出来事とをかけてあるみたいです。

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