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2012年9月24日 (月)

慈雨の音

慈雨の音:宮本 輝

続いて流転の海第六部の作品です。

ようやく父、熊吾が大阪で職を得て家族一緒に暮らし始め、伸仁少年も中学に通い始めます。
この中学校が関西大倉学園なんですが、僕の高校の母校です。しかし僕が通ってた時は中学はなかった、それがまた最近中等部もできて男女共学になってると思う。場所も今と違いますね。

この小説では時代背景が登場人物や庶民の暮らしを描く中で具体的に書かれてるので当時何が流行っていたとか、どんな社会状況だったかとかが、わかりますね。
テレビの普及では今の天皇陛下が皇太子時代に結婚したときのパレードを見るために日本中の人がテレビを買い求めたり、喫茶店に見に行ったり、テレビのある友人宅に行ったりということがあったのですね。

また北朝鮮への帰還事業についても、熊吾の友人の民団側の話、尼崎時代の住人や日本人の友人が南北に分かれてもめている状況や、北朝鮮日本人妻の発生にまつわる話が具体的に書かれています。
この問題は以前に個人的に北朝鮮関連書籍を読み漁ったときに知っていましたが、わかりやすく描かれてると思いました。そしていまだにキム王朝によってこの問題は現在も解決されずに続いてるということです。

流転の海シリーズはもともとの予定の五部を超えて第六部でもまだ中学、現在第七部が連載中みたいですね。氏のライフワークですね、どこまで続くか非常に楽しみです。父、熊吾の物語なんで、父の死を迎えるとそろそろ終わりということになるのかな?まだまだこれからですね。

登場人物が多いのと、ずっと前に出てた人がまた出てくるのでちょっと忘れてことが多い。
また第一部から通しで読み直さないとだめだと思った。

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