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2012年5月 3日 (木)

天の夜曲

天の夜曲:宮本輝

難しい本が続いたので久しぶりにお口直し。

数年前に宮本輝氏の著作を読みだして全著作を読もうと頑張ってあと数冊のところまで来てたのに休憩しておりました。久しぶりの宮本輝作品、やはり素晴らしい物語を書かれますね、まぁ僕などが評論するようなことはないんですが。

この「天の夜曲」は流転の海という作品の第4部です。宮本輝氏のお父様を中心に自伝的小説となっています。自伝的といっても生まれる前のことから書いてあるわけで、題材が身の回りのことというだけで、やはりそこは宮本輝ワールドな小説作品ですね。しかし小説としてしっかり読むことができるような物語を生きてきたというのはやはりすごい人生なんじゃないかなと思いますね。実際流転の海シリーズを読んでいただいたら分かりますが、お父様の生きざまはすごいです。それに宮本輝氏ご自身である伸仁少年の遊びというか生活というかそういうものも強烈です。戦後すぐのまだ混とんとしている時代とはいえ小さいのにいろんなことをしてるなぁと思います。また舞台は大阪が中心なんですが今とは全く違う景色や風景の様子を想像しながら読むのもいいですね。僕はいま中之島近辺で仕事してるので、とくにそのあたりがよく出てきてなんとなくその辺がイメージできるので面白いです。

宮本輝氏の著作を読んだことのある人なら、その作品のベースになった生活こういうところにあったのかと、作品を思い出したり出来るでしょう。この天の夜曲は蛍川の舞台になった伸仁少年の富山時代の物語になっています。

後書きで児玉清との対談が載っていましたが、流転の海は当初5部作の予定で始まったのに5部ではとても終わりそうになく6部7部といくかも、それに読者は終わりは望んでないというような話も出ていましたが、僕もわかるような気がしました。4部を読み終わって、とても6部で終わりそうにないと思いましたもん。

宮本輝氏についてはまた今度。

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