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2012年3月18日 (日)

天皇制の深層

天皇制の深層:上山春平

哲学者の上山先生の本でございます。
この本でも天皇制、古事記、日本書紀、藤原不比等についていろいろ考察されています。この中で”神祇革命”という言葉で今のような形の天皇制が始まった、もしくは規定されたというようなことが説明されています。神祇革命とは簡単に言うと記紀を編纂するに当たってそれまでの豪族の系譜を高天原系と根国系分ける。そこでそれまで大した系譜を持たなかった藤原の祖先中臣氏も強引にいい系譜にする。また律令制との関連でそれまで世襲的に豪族しかなれなかった高い地位にも着けるようにした。

 また支配者層で歴史を区切ると、6世紀くらいまでの天皇家、その後律令制のもとで藤原氏、その後徳川家という大きいくくりを設定されています。律令制がとられたことで天皇は象徴の存在になりその後は明治まで藤原家と徳川家の支配する国だったのですね。中国の皇帝と日本の天皇は制度的にも違うのです、天命を受ける皇帝は徳が無くなると革命がおこり王朝の交替があるが、日本の天皇は祭祀に比重があり政治は太政官がする仕組みになっていると。うまく説明できない・・・

最後に上山氏が不比等の専門の歴史家から批判をうけた記事に対する反論が説明されてあるんですが、読んでいると不比等専門の歴史家が哲学者の上山氏に不比等論で非常に質の高い説を出されたことに嫉妬して批判してるんじゃないかなと思えました。

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